ラーミェンだけど、ラーミェンでもない話2
ラーメン屋って街中に溢れていますよね。
中にはチェーン店で同じ店が近くに何軒もあるなんてこともあります。
でもね、同じラーメンなんて存在しないと思うのです。
味が安定していないことを、ブレてるなんて言うこともありますが、ブレたっていいんです。人間が作ってるんですから。
もちろん美味しいラーメンは食べたいですよ。でも、完璧なラーメンを食べたいとは思いません。そもそも完璧ってなんだって話ですが。
スープの濃度がいつもより少し薄い、タレが少し多い、ネギが少し少ない、湿度がいつもより高い、店が混雑している、様々な要因があると思います。また、体調が良い、その日嫌なことがあった、好きな人と一緒に食べる、何年ぶりかに食べる、食べる側にも美味しさを感じる要因は様々です。
違うのです。その都度。キリンはそれも含めて美味しいラーメンに出会えるのを楽しみにしています。
ラーメンにだって気持ちは乗っているし、伝わるものです。一生懸命に作ったラーメンは食べる側にも伝わってきます。
美味しいラーメンをいつもありがとうございます。誰へのお礼か分かりませんが。これからも楽しみにしています。
全国のラーメン店への挨拶みたいになってしまいましたが、そんな大層なことではありません。
なんだかよく分からず語っているうちに、目の前に麺がなびいてきました。
と思ったら、キリンの隣に立っている女の人の長すぎる髪の毛でした(キリンは電車の端の席に座っています)。
凶器だと気づいていないようで、キリンの顔を攻撃してきます。
人生には困難が多いです。
またね
キリン