シカとキリンとラーミェン

シカとキリンがラーメンを食べます。頑張らないで続けることが目標です。

シカさん

ごめんね、シカさんと離れ離れになってしまいました。

 

キリン、日々シカさんのことを考えます。今更になって遅いのですが、シカさんのことを考えます。

 

キリン、昔からそうです。手に入れたものを蔑ろにしてしまう。新たな興味が外に向いてしまう。失って初めて気づくのです。

 

シカさんはとっても大切だったはずなのに。頭で分かっていても大切に出来ていませんでした。大切なはずなのに、大切じゃないかのように無下にしてしまいました。

 

キリン、自分が病気なのかと思う時もあります。人の胸に飛び込むのが怖いだけなのでしょうか。すべてをさらけ出すのが怖いだけなのでしょうか。

 

なぜ、愛してくれたシカさんを大切に出来ないのか、キリン、自分でも分かりません。たくさん苦しめました。苦しめていたことにも気づいていないのかもしれません。

 

すれ違いが増えました。すれ違うようにしていました。きっと。

 

キリン、バカです。取り返しのつかないことになりました。いつまでも一緒にいてくれると思ったら大間違いです。

 

シカさんだって立派なシカです。シカさんにはシカさんの幸せがあるのです。

どれくらい経つのでしょうか。最後に素直に笑い合えた日から。

 

また、出会えても同じようなことになるのでしょうか。

 

シカさん、ごめんなさい。幸せにしてあげられなくて。

 

本当はシカさんに会いたくてたまりません。今なら大事に出来るのかな。だけどもう遅い。

 

いつかキリンが後悔すべきなんだと思います。

 

ずっとぐるぐるしています。シカさんは悲しいですか?シカさんの気持ちすら、キリンには分かっていないのだと思います。

 

シカさんとの間に、新たな命が生まれてくるとしたらということも、初めてきちんと考えています。今まできちんと考えていなかったんです。身体のどこかで拒否していたのです。

 

今なら色んなこと、素直に話せるのかも。

 

シカさん、本当はキリン、シカさんのこと大好きでした。辛い何年間かを過ごさせて、ごめんなさい。